卓球メモ

初級者レベルを用具で補おうと悪あがき中。

一年生5〜7月の練習

・5月の練習[規則的に動く]

フォアのフォームがある程度安定してきたら、多球でどんどん打ってもらいます。早い段階から足を動かす練習を多めにします。【ワンコースばかりやっていて、あとで動けるように直すのに非常に苦労したから】です。

 

各メニューで10回くらい入ったら、次のメニューを追加していきます。

①フォアの2点フットワーク。フォアとミドルをフォアで打ちます。

②止まった状態でのバックハンド。バックは体の真ん中で、少し引いて前に押すだけです。

③バックの2点フットワーク。バックとミドルをバックで打ちます。

④フォアとバックの一本一本の切り替え

⑤サーブ練習。体を横向きにして、ふわっとトスを上げて当てるだけです。

⑥レシーブ練習。上回転のゆっくり目のサーブを、フォア半面かバック半面かにコースを決めてから打ちます。

 

・6月の練習[レベルアップ]

上記のメニューに加えて、

⑦ラリー練習。集中してボールを入れる力を養います。ただし、初めから、20回目標などとすると他のメニューが終わらなくなってしまうので、時間を5分までというように区切ってベストの回数を更新することを目標とします。

⑤のサーブ練習の時に、低く速くすることを意識してもらいます。打球点を低く、また台の手前側の近い所に当てるようにします。

⑥のレシーブ練習では、上回転の速いサーブも混ぜます。スピードがあるので、ラケットを下に向けてブロックでレシーブしてもらいます。

 

・7月の練習[ゆっくりと不規則]

これまでの練習に加えて、

⑧サーブからのラリー。サーブは基本バックを狙ってもらい、レシーブのコースを指定して、ゆっくりとラリーをします。

・相手のバックへサーブ→バックへレシーブ→バックハンド→ゆっくりラリー

・相手のバックへサーブ→フォアへレシーブ→フォアハンド→ゆっくりラリー

⑨レシーブからのラリー。速めのサーブでフォアまたはバック。遅めのサーブでフォアまたはバック。の4パターンのサーブを出して、そこからラリーをします。

一年生4月の練習

小学生に一から教える機会があったので、メモしていきます。

教える頻度は週に一回一時間程度なので、ゆっくりゆっくり(^^)

 

使用用具

ラケット=オールラウンドエボリューション、ラバー=フォアGTT40、バックライズ。ラケットは軽めのオールラウンドなもの。フォアは回転がかけやすく少し弾みのよいラバー。バックはそれほど引っかからないラバーを選びました。

 

(1)素振り

①フォアの素振り100回。バックハンドは始めの頃は体の真ん中でただ当てるだけなので、バックの素振りはやりません。

最初は下半身は止まった状態で。右肩を引くように体をひねって戻すだけです。腕は振り過ぎないよう気をつけます。 

②フォアとミドルに動きながら2点フットワークで素振り。できるだけ体の軸がぶれないよう、バランス力を高めます。足を肩幅くらい広げましょう。

 

(2)フォア打ち

素振りだけだとつまらないので、多球で打たせます。ボールの箱などを置いて、的当てさせます。

速いボールを打つのではなく、コートに収まるよう、狙ったコースに打てることが重要です。

低学年男子はやみくもに速いボールを打ちたがったりするので、的当てに集中させると良いです。 

ヴェガイントロとGTT

コスパ最強ラバー。

実売2500円くらいで高弾性と変わらない。
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上の黄色スポンジがGTT40。下のクリームスポンジがヴェガイントロです。

 

スピードは弱テンションだからか、マークファイブのような高弾性と比べて速いです。

シートはどちらも粒が高く食い込みやすいです。引っかかりもよいので、回転をかけやすいですね。が、その分回転の影響も受けやすいです。

練習時間の取れるクラブの子が最初に使うには最適かと思います。そういう練習環境にない子には厳しいのではないでしょうか。

スピードはともかく、スピン性能が高すぎるので、初心者には難しいと最近は思うようになりました。

マークVが売れる理由がわかりませんでしたが、引っかかり過ぎず弾み過ぎないバランスが良いのでしょうね。

 

なお、これらを使うとすれば、イントロはスポンジ硬度が47.5度で重くてやや硬い点に注意です。小学校高学年以上ならヴェガイントロでも良いでしょうが、パワーが付くまではGTTがオススメです。

ドナックルとスーパードナックル

ドナックルとスーパードナックルは、粒の硬さはたぶん同じですが、大きさはドナックルがほんの少し小さく、粒が倒れやすくなっています。(小さい分、粒のシートへの食い込みも良いかもしれません。)

 

ニッタクニュースやいくつかのレビューによると、ドナックルのほうが回転をかけやすいようです。これは粒が倒れてボールがひっかかるようになるためでしょうか。

以下これらを踏まえたふたつの比較です。

 

・基礎打ち

ボールを持つ分コントロールはドナックルが上。粒が倒れにくく弾きやすいスパドがスピードの上限が上。

・ドライブ

回転のかけやすいドナックルがやりやすい。粒の表面積が大きいからか、回転の最大量はスパド。半粒なので、対下回転ドライブはあまりやらないと思いますが…。

・ツッツキ

ドナックルのほうが回転をかけやすい。スパドはナックルが出やすい。

・ブロック

わずかに反転するのはドナックル。スパドは粒が倒れづらいので基本ナックル。

 

以上のことから、切ったり切らなかったり回転の緩急がつけやすいドナックルはカットマンに使用者が多いのでしょう。

また、ボールを持ってくれて扱い易いドナックルのほうが初級者向けとなっています(ニッタクのラバー一覧表参照)。確かに、子供に打たせたところドナックルのほうが、コントロールしやすそうでした。スーパードナックルは打ちにくそうでしたが、ナックルが出やすいです。

 

スーパードナックルは、打球時のインパクトがある程度強い中級者以上向けだと思います。ドナックルより粒が太く、強打に耐えられるので前陣速攻向きですね。 

 

・重量

スーパードナックルの中 30グラム

ドナックルの中 29グラム

中学生(女子)が2番目に使うラバー

半年くらいしたら、次のラバーにしてみましょう。

 

ゲーム練習などをしてみて、瞬発力がある、勝ち気なタイプなら(1)。それほどなら(2)。ゲーム練習では、練習時には現れない性格が垣間見えるので面白いですね。

 

(1)攻撃タイプ

①バックでも弾いていく攻撃タイプ→「裏表テンション」

フォアには打球音の良いフライアットソフトの中。バックはナックルが程よく出るテンション表ソフトのモリストSPの中(ほんとはスペクトルレッドが良かったのですが、廃盤…)。

 

②攻撃はフォア重視タイプ→「裏粒」または「表粒」

裏粒なら、フォアはフライアットソフトの中。バックは粒入門におすすめのカールP3の中。

表粒なら、フォアを滑りにくいブースターSAの中(スピンピップスレッドが良かったのですが、こちらも廃盤…。)、バックをカールP3にします。

 

(2)ツッツキ粘りタイプ→ツッツキを切りやすいように両面「高弾性」へ。

ツッツキの緩急で勝負です。ヴェンタスレギュラーが厚さのバリエーションがあって良いと思います。フォアは1.8、バックは1.5がおすすめです。弾みは落ちますがツッツキが切れるので面白いと思います。

中学生(女子)の最初のラケットとラバー

入部の時期になりましたね。

中学生、中でも中学校スタートの女子のラケットとラバーの組合せを考えてみました。

基本は木材ラケット+Fスピード系よりの裏ソフト+Bスピード系表ソフトです。レシーブのやりやすさを重視し、スピード系のラバーを使います。

 

コルベル+ニッタクのハモンド中+ニッタクのハモンドFA中

裏裏ですとコルベルは重くてキツイのですが、裏表スタートで、ゆくゆくは裏粒や表粒への移行も考えるとわずかにブレードの大きいコルベルがお薦めです。

 

 

表ソフトに合うラケット

表ソフトを使用するからには、適度なナックルが欲しいところです。合わせる表ソフトのスポンジの厚さは、ナックルを強めにしたい場合は薄めにすると、食い込みにくくなりナックルが出やすくなります。

 

テンション表ソフトを使用するのであれば、インナーも良いかとは思いますが、木材7枚がコスパ的にお薦めです。

◆お薦めお手頃7枚合板

弾みの弱いほうから、スワット、バンダオフェンシブ、フォルティウスFT、SK7クラシック。 

 

・安定重視の組合せ

VO102+ファイヤーフォールVCの木原美悠

VO102+丹羽孝希woodの前田美優

 

・バランス派

モリストSP(縦目だが回転かかる)+アコースティックカーボンの伊藤美誠

ラクザPO(硬いのでナックルが割りと出る)+マリンエキストラスペシャルの笹尾明日香

 

・ナックル重視派

ブースターEV+クリッパーCRの森薗美咲

VO101+ハッドロウVKの野村萌