卓球メモ

初級者レベルを用具で補おうと悪あがき中。

初心者のラケット(小学生)

※2020.1オルエボについて修正。メイスアドバンスを追記

小学生で卓球を始める場合、ラケット選びは重量・弾みがポイントだと思います。初めは【軽くて弾みすぎないラケット】がいいでしょう。また、グリップの形は握りやすい「フレア」が良いと思います。
・重量
特に低学年の小学生ですと力がないので、ラケットが重いと手首などを痛めてしまいます。
ラケットのラバー込みの総重量は、女子で155〜170g、男子で160〜175gが良いと思います。
ラバーが裏ソフトの場合、片面だけで40g前後、両面で80g以上になることを踏まえると、ラケットは75g〜80gのものを選ぶとよいでしょう。
※中学年以上の男子でしたら85gくらいまで大丈夫でしょう。
・弾み
初心者のラケット選びでは弾みも重要です。弾みすぎない「ミッド、ミッドファースト」あたりが良いと思います。弾みすぎると、コントロールがしづらかったり、ボールに当てるだけでラケットを振って打つことができなくなったりしてしまいます。

《おすすめ》
1.低学年や女子向け
TSPのスワット5PW(弾みはミッド。グリップがノーマルスワットより小さめで、小さい子でも握りやすいのもポイントです。たまに重いものもあるので、購入するお店には75から80gくらいのものを重量指定するとよいです。2016年度の男子のバンビ王者も使用。
発売時は板厚5.3ミリだったのに、マイナーチェンジで5.6ミリに(^^;;「しなり過ぎ」とのレビューがあったので改善されていそうですね。卓球王国のゆうさんによると、スティガのオフェンシブCRに似てるそうです。)

 

スティガのオールラウンドエボリューション(ミッド。マイナーチェンジで板厚が0.5ミリ薄くなったので、軽量化されたことでしょう。個人的に見た目が好きです。グリップもMJPという細目のフレアがあるので、低学年ならこれでしょう。)


2.中学年以上の男子向け
TSPのスワット(ミッドファースト。重いものもあるので、購入するお店には82から85gのものを重量指定しましょう。カットマンキラーの軽部選手など上級者の使用実績多数。)

バタフライのメイスアドバンス(ミッドファースト。軽くて汎用性が高いのでオススメです。メイスパフォーマンスは正直デザインが好きでなかったのですが、アドバンスになって良くなったと思います。板厚がありますが、軽く、ラバーがなんでも合わせやすいです。)

【ほぼ平行足スタンス】

スタンスは足の位置のことです。

まず、両足が卓球台と平行になる《平行足》にして、そこからフォアが打ちやすいように、右利きであれば《少し左足を前》にします。
左利きなら《少し右足を前》です。
決定打はフォアハンドのほうがやりやすいので、威力のあるフォアが打ちやすいように足を少し出すのです。
 
バックを打つ時は右利きの場合は右足を前にしたほうが打ちやすいのですが、その後フォアに打ち返された時に、対応しづらくなってしまいます。
 
【フォア重視のほぼ平行足スタンス】でバックも打てるようにスタンスを固めておけば、スムーズな切り替えが可能になるので、バックの時は特に足の位置に気をつけましょう。
 
『卓球知恵袋』の動画も参照ください。
 

【切替向きグリップ】

講習会でのニッタクのアドバイザーや、『やろうよ卓球』でも言われていたのが《グリップの重要性》です。
『卓球知恵袋』のぐっちぃさんも言っています。

www.youtube.com

なぜかと言うと、重要な技術である《フォアとバックの切り替え》は、正しいグリップでないとスムーズに行えないからです。

 

シェークハンドの場合は、人差し指がバック面の真ん中に来る一本刺しの状態にならないように注意しましょう。

握るのは主に薬指と小指で、難しい場合はプラス中指です。人差し指はラバーのできるだけ端に添えるだけにしましょう。

小学生、とくに低学年の子は忘れがちになるのでコーチが気をつけましょう。

【目標は8割】

『卓球練習革命』にもあるのですが、《パワー6割、成功率8割》というのが練習の時に非常に大切です。

考えれば当たり前のことなのですが、どんなに速いボール、回転のあるボールを打っても入らなければ意味がありません。
 
ですが、小学生に大振りさせて威力を出させようとしているコーチが多いように思います。
ある程度入るようになったら、体全体を使ってボールを打っていいと思いますが、まずは最小限のことを覚えて成功率が8割になるように工夫することが大事だと思います。
 
それから,《最終的に8割を目指す》わけなので,練習メニューは5割くらい入るようになったら次のメニューを取り入れて良いと思います。
一つのことを覚えてから次の技術を覚えるよりも,並行して3個くらいのメニューをやった方が,練習者の打球感覚が向上しやすいからです。

【シンプルなアドバイスを】

小学生に教える時に気をつけなくてはならないのは、一度にあれこれ言い過ぎないことです。

 
相手が大人であっても、教える時に一度にガーッと説明したところで、相手がすぐに理解できることはまれです。
その人の理解力を上回る情報を与えられても消化しきれません。
 
にもかかわらず、次から次へと言葉を浴びせるコーチを見かけることがあります。一生懸命なのは分かりますが、練習者がついてこれないのでは意味がありません。
 
できるだけポイントを絞って、シンプルにアドバイスしましょう。
とは言え、理解しやすい言葉というのは人それぞれなので、なかなか難しいんですけどね(^^;
 
それから、「体現力」と言ったらいいのでしょうか、「言われたように体を動かし、技を繰り出せる能力」も個人差があるので、本当に教えるのは難しいです。
 
でも、それら「理解力の壁」や「体現力の壁」を超えて、卓球がうまくなって喜ぶ姿を見れるのは、コーチとしての醍醐味ですね(^^)