卓球の試合を見てると、必ず「メンタルが弱いから負けた。」という言葉を聞きます。
自分はこの言葉が大嫌いです。
特に教える立場の人は発してはならない言葉だと思います。「選手のメンタルが弱いから負けた」と行った途端、敗北の責任は、コーチから選手に転嫁されてしまうのです。
その選手のメンタルが弱いと言うのであれば、なぜ事前にその対策をしてこなかったのか、むしろその責任は指導者にあるのではないでしょうか。
「選手のメンタルはどうにも鍛えられない。」という意見もあるでしょうが、でしたら、選手のメンタルを少しでもコントロールできるように、コーチ自身が心理学やコーチングを学ぶべきでしょう。
自分が努力しないことを棚に上げて、選手のメンタルが弱いから負けた、などと選手に責任転嫁するコーチにはなりたくないものです。